人間ドック よくあるQ&A

教えて!人間ドックのホントのところ【よくあるQ&Aまとめ】

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そろそろ人間ドックを受けてみようとお考えのあなたへ。はじめての人間ドック・・・・・・ 人間ドックって、どんな検査をするの? 健康診断と何が違うの? ホントに受けた方が良いの? あなたには、そんなさまざまな不安があることでしょう。こちらではそんな疑問や質問をQ&A形式にまとめました。 もしかしたらあなたの疑問も解消するかも。 実際の施設探しの前に、ひととおりチェックしてみてくださいね。

 

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そもそも、人間ドックってなに?

 

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【こたえ】 自覚症状のない病気を早期発見するために行う全身検査のことです。

 

もう少していねいに説明しますと、生活習慣病の予防やがんの早期発見などを目的とした、総合的な健康診断です。生活習慣病とは、以前は成人病と呼ばれていたもののうち、必ずしも加齢が原因で起こるわけではなく、喫煙・ストレス・過食などといった若い頃からの生活習慣が原因で起こる病気のことで、糖尿病、脳卒中、心臓病、脂質異常症、高血圧、肥満などの病気を指します。

 

これに対し、成人病とは加齢につれて罹るリスクが高まる病気のことで、がん、脳血管疾患、心疾患、糖尿病などを指します。成人病と生活習慣病、どちらも似たような病気が並んでいることからも分かるとおり、これらの違いはあまりありません。 10代で糖尿病になったり、20代で高血圧になったりといったケースは、明らかに加齢によるものではなく日頃の生活習慣が原因である、という意味で使い分けられるようになりましたが、加齢により罹患する成人病も、長年の生活習慣の結果、と捕らえれば、生活習慣病と言えなくもありません。

 

こうした病気に共通しているのは、自覚症状がない、ということです。

 

このため、従来の 「具合が悪いから医者に行く」 といった、何らかの原因を自覚した上での対応が非常に難しいといえます。 病魔は音もなく静かにあなたの体内に芽ばえます。 そして宿主(あなた)に気づかれることなく、徐々に成長していきます。 そしてある日突然、病魔は活動を開始します。 ここではじめて、あなたの体は何らかの症状を自覚しますが、時すでに遅しです。 こうした病気に共通する2つ目、それは・・・・・・

 

症状が出たときには手遅れになっていることが多い、ということです。

 

心疾患や脳血管疾患の場合、程度によりますが重篤な後遺症を残したり、最悪の場合命を落とすこともあります。 がんの場合、症状が出るのはかなり進行してからですので、完治が困難な状況になっていることも多いです。 そういう意味で、成人病・生活習慣病はとても怖い病気と言えるでしょう。

 

では、手遅れにならないためにはどうすれば良いのか?

 

自覚症状がない以上、自分が罹患しているかどうかを知る術は限られます。 というより、おそらく手立てはひとつしかありません。 普段から定期的に全身を検査して、自覚症状のない病芽を見つけることです。
そうした自覚症状のない病気を早期発見するための健診が 「人間ドック」 です。

 

 

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健康診断とどこが違うの?

 

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【こたえ】 一般の健康診断には、がん検診の項目がほとんどありません。

 

人間ドックも一般健康診断(一般健診)も、健康診断のカテゴリに入るもので、保険診療ではなく自由診療(かかる費用は全額自己負担)となります。 一般健診は法律で毎年受けることが義務づけられており、その検査項目は身体計測、血圧、視力、聴力、胸部レントゲン、尿検査、血液検査などで、健康状態を診断します。 これら検査項目をご覧いただければ分かるとおり、胸部レントゲン以外はがん検診項目がほとんどありません。 このため、自覚症状のない早期がんの発見はほとんどできないのが現状です。 これに対し、人間ドックはがん早期発見のための検査項目を追加しており、がんを含むより多くの疾病に関する検査が可能になっています。

検査項目 一般の人間ドック 一般健康診断
身体計測(身長、体重、BMIなど)

血圧

視力

医師による問診

目(眼底、眼圧)

耳(聴力)

呼吸器(胸部レントゲン)

呼吸器(呼吸機能検査)

腎臓(尿素窒素、クレアチニン)

腎臓(尿蛋白)

腎臓(尿潜血)

腎臓(尿沈渣)

糖代謝(血糖、尿糖)

糖代謝(ヘモグロビンA1c)

血球(白血球、赤血球、Hb、Ht)

血球(血小板)

肝機能(AST、ALT、γGTP)

肝機能(TBil、LDH、ALP、TP、Alb)

膵臓(アミラーゼ)

脂質代謝(LDL-c、HDL-c、TG)

尿酸

腹部超音波

便(便潜血)

上部消化管(内視鏡、透視検査)

また、一般健診と違い、人間ドックは法律的な縛りがないため、検査項目、検査方法などは健診施設側で自由に決めることができます。 一般的には人間ドックの検査項目は一般健診に比べ、より専門的になり、種類も多くなります。

 

ただしその分、かかる費用は一般健診に比べ高額になってしまうのも事実です。 特に通常の人間ドックには含まれない検査項目(婦人科系の乳がん検診や子宮がん検診、男性向けの前立腺がん検診、大腸がん検診、頭部MRI検査など)を追加することで、全身の早期がん発見が、より高精度にできるようになりますが、費用も格段に上がります。

 

 

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検査施設をどうやって選べば良いの?

 

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【こたえ】 受けたい検査が受けられる施設、評判(クチコミ)のよい施設、納得できる価格で受けられる施設など、しっかりと比較検討して選びましょう。

 

すべての人にとってベストな施設、なんてものは存在しません。 自動車に例えるなら、ハンドル周りを調べる方法と、ブレーキの効きをを調べる方法は全く違います。また、定期点検で自動車全体の調子を見るための検査と、走行中にダッシュボード付近から異音が聞こえるのでその原因を調べる検査も、全く違ったものになります。 新車購入後半年で受ける点検と、5年後に受ける点検でも検査項目は違ってきます。 そのときの自動車の状態に合った検査をする必要があるんですね。

 

あなたの体も全く同じことです。 特に自覚症状もなく、はじめて人間ドックを受けるのなら、一般的な人間ドックを受けるのが良いでしょう。 頭部も一緒に調べるのであれば、脳ドックをプラスしても良いでしょう。 そうすると、あなたは 「人間ドック+脳ドック」 が受けられる施設を探すことになります。 どうやって探せば良い? はい、当サイトでも紹介している人間ドック検索サイトを利用すると良いでしょう。 さまざまな検索項目から探せますので、人間ドックあるいは脳ドックで検索します。

 

すると、日本全国の施設がリストアップされてしまいます。 さすがにあなたがお住まいの都道府県以外までわざわざ受けに行くことはないでしょうから、エリアで絞り込みます。 東京・横浜・大阪などの大都市部はそれでもかなりの数の施設がリストアップされますので、さらに市区レベルまで絞り込んでも良いでしょう。 これでだいぶ数が絞り込まれたはずです。

 

あとはリストアップされた施設をひとつずつ詳細に比較検討します。 どんな施設なのか、検査コースは自分の受けたいものがちゃんとあるか、設備(CT、MRI、PETなど)は揃っているか(これら設備は必ずしも揃っている必要はありません。検査項目によってこれら設備が不要な検査も数多くあります)、過去にこの施設で検査を受けた人たちの評判はどうか、検査費用はどうか・・・・・・

 

私がオススメするのは、各施設(病院)の紹介ページにその施設の紹介文が必ず掲載されていますので、この部分をしっかりと読むと良いですよ。 ここに書かれている内容は、施設側のPRになっていることが多いので、その施設が何を 「ウリ」 にしているのかが分かります。 最新設備なのか、腕の良い医師・スタッフなのか、リラックスして検査できる環境なのか、等が分かりますので、是非とも参考にしてみることをオススメします。

 

 

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人間ドックでどんな病気が見つかるの?

 

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【こたえ】 検査によって見つかる病気の種類は違いますが、おもに早期がん、脳血管疾患、心疾患の原因が見つかります。

 

それぞれの検査コースによって、見つかる病気は異なりますが、人間ドックの目的が日本人の三大死因(がん、心疾患、脳血管疾患)の早期発見にあるため、これらの病気が見つかる、と理解しておけば間違いありません。 代表的なところをいくつか紹介します。

検査コース 見つかる病気
一般的な人間ドック 高血圧、高脂血症、糖尿病、胃がん、肺がん、肝炎、痛風、貧血、不整脈など
脳ドック 脳腫瘍、脳動脈硬化、脳梗塞、脳動脈瘤、くも膜下出血など
レディースドック 乳がん、乳腺炎、乳腺線維腺腫、子宮がん、カンジダ膣炎、トリコモナス膣炎、ヘルペス、ヒトバピローマウィルス、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍など
肺がん検診 肺がん、結核腫、肺結核、じん肺、突発性肺腺腫など
大腸がん検診 大腸がん、大腸ポリープ、クローン病、悪性リンパ腫、潰瘍性大腸炎、腸結核など
PET検診 全身の早期がん
腫瘍マーカー 各種がんリスク
LOX-index検査 脳梗塞、心筋梗塞リスク
ABC検査 胃がんリスク

このように、検査ごとに分かる病気は異なってきますので、検査コースをうまく組み合わせて受診することで 「見落とし」 を極力防ぐことができます。

 

 

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何歳になったら受けるべき?

 

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【こたえ】 決まりはありませんが、30代になったら受診を検討しましょう。

 

人間、社会に出て我武者羅に働いていると、あっという間に20代は過ぎてしまいますね。 そして30代は自他共に認める働き盛り。 でも20代の頃のような無理が利かなくなってきた・・・・・・少しずつ、さまざまな場面で自分の体力の衰えを感じ始めるのが30代の特徴と言えるでしょう。 そろそろ人間ドックでも受けようか、と思い始める年頃かもしれませんね。 ただし、30代で受けるべき検査と60代の人が受けるべき検査は全く違うものです。 各年代ごとに、しっかりとポイントを押さえた検査の受け方をしていきましょう。

 

30代の方が最も気をつけるべきは、生活習慣病予備軍となっていないかのチェック。 少しずつ体力の衰えを感じ始めてはいますが、まだまだ無理をしがちな年代ですので、一般の人間ドックで各種項目が正常範囲に入っているかチェックしましょう。 もし何かの項目で異常があれば、早めに精密検査を受けて病芽を摘んでしまいましょう。

 

40代の方は、会社では中間管理職、家庭では子供の受験と、体力的にも精神的にも大きな負荷がかかっている年代と言えるでしょう。 人間ドックに脳ドックをプラスして、全身をしっかりと検査することをオススメします。 飲酒・喫煙の影響が心配な方は、プラスして腹部CTや胸部CTなども検査すると、より安心ですね。

 

50代以降の方は、全身をしっかりと検査する必要があります。 メタボ、心筋梗塞などのリスクが高まる年代ですので、PET検診や全身MRI検査など、画像診断装置を使った全身の精密検査をオススメします。 特にPET検診は費用が高いですが、この年代の方であれば経済的にさほど問題にはならないでしょう。

 

追伸
多くの方が、もしもの時、まさかに備えて生命保険やがん保険、入院保険に多額の出資をしています。 しかし、そうなる前にどうにかしよう、と考える方は圧倒的に少ないと言わざるを得ません。 保険に加入して、まさかに備えることはとても大切なことです。 でも、まさかにならない努力の方が、もっと大切ではないですか? そのために、1年に1回、自分の体を隅々までしっかりと点検する。 ある意味、人間ドックは 「まさか」 にならないための 「保険」 と言えるかもしれません。

 

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